学生時代からずーっと英語を勉強してきたんだから、海外ドラマや映画を聞き取れるようになっても良いはずなのに、全然聞き取れない…
学校の試験や、TOEIC、英検、ニュース英語などのリスニングはそこそこわかるのに、映画やドラマの英語になると、さっぱり聞き取れない…
その気持ち、とーってもよくわかります。
私も、
と思い、いろいろ観たりしましたが、結局ちんぷんかんぷんで、撃沈の日々でした。
今回は私と同じような悩みをお持ちの人に向けて、私が考える「英語のドラマや映画が聞き取れない理由3つ」と、その対策方法をご紹介します。
英語のドラマや映画が聞き取れない理由3つ
「木を見て森を見ず」だから聞き取れない
英語のドラマや映画が聞き取れないときって、どういう状態で英語を聞こうとしていますか?
英語の音声を聞いて、頭のなかで文字に起こすことを目指していないでしょうか。
それって、文字や言葉にとらわれて、文脈に考えがおよばない状態、いわば「木を見て森を見ず」の状態です。(※まさに、ドラマや映画の聞き取りが苦手だったころの私です)
日本語のドラマや映画を見るときって、もっとゆるく構えて聞いていると思うんです。聞き取れないところがあっても、雰囲気や状況を手がかりに全体の文脈を推測するというか。
なぜ、それが英語のドラマや映画だとできなくなってしまうのか。
それは「教科書的な聞き取りの勉強しかやってこなかった」からだと考えています。たとえばナマの会話ではなく、ナレーターが一方的に英語を話す教材とか。
もちろんそれも大切なのですが、それだけだと英語を聞く時に「人が話す言葉を聞く」スタンスではなく、「無機質に読み上げられる暗号を解読する」スタンスになってしまう気がしています。
まずは「日本語を聞いているように英語を聞いてみる」。ゆるく構えて全体の文脈を推測する。抽象的ですが、このスタンスが大切だと感じます。
日常会話の英語を知らないから聞き取れない
試験やニュースの英語はそこそこわかるのに、映画やドラマの英語になるとさっぱり聞き取れない、という人は、これが当てはまると思います。
英語のドラマや映画って、よくよく聞いてみると、実は簡単なことしか言っていなかったりします。
それなのに聞き取れないのは、「話し言葉」の英語に耳が慣れていないからです。
“something like…”(〜的なやつ)や、”a kind of…”(なんか〜みたいな)、”you know”(えーと)など。
個人的に、上記の表現を覚えただけでも、ドラマや映画の英語を聞き取れる割合が少しあがりましたよ!
とか、日常会話の英語に慣れてないと、えっ!?今なんて言った!?ってパニクりますが、
ぐらいのことしか言ってないですからね。ペラペラ話しているようで、実はthey areぐらいしか大事なことは言っていなかったりします。
日常会話のスピードと発音に慣れていないから聞き取れない
「英語学習者」用に作られた教材はゆっくり・はっきり発音されているものがほとんど。
一方、ドラマや映画の英語は、日常会話なので速いです。
ゆっくり・はっきりした英語教材で聞き取りの練習をしている場合、英語のスピードが上がると、ニュースなどでは聞き取れていた英語も、聞き取れなくなりがちです。
なぜなら速い英語を脳が処理するのに慣れていないし、スピードが上がると発音も変化するから。
たとえば日本語でも、ニュースの話し方と、ドラマや映画の話し方は違いますよね。「〜してしまいました」を「〜しちゃった」と短縮するような感じです。
それと同じように、たとえば映画やドラマだと、だいたい”I’m going to”は”I’m gonna”になります。「アィガナ」みたいに聴こえます。
これって、自分の耳が知らないと、太刀打ちできません。
英語のドラマや映画が聞き取れない人にオススメの「スタディサプリ」
ここまで紹介した3つの原因を、うまく対策すれば、英語のドラマや映画が聞き取れないという悩みも解消されてきます。
私もいろいろと試行錯誤してきましたが、この3つを対策する方法として個人的にオススメなのがスタディサプENGLISHというアプリ。
ドラマや映画が聞き取れるようになるための使い方をご紹介します。
ドラマや映画が聞き取れるようになる使い方
「内容理解クイズ」で、日常会話を聞き取るスタンスを鍛える
はじめに何人かの英会話を聞き取り、3問の内容理解クイズに答えます。
話された英文がそのまま答えになるというより、話全体の内容から意訳する問題が多いです。
話の意図がつかめていないと答えられないので「日常会話を、人がしゃべる言葉として聞く」良いトレーニングになります。
「ディクテーション」で、日常会話の英語を耳で覚える
内容理解クイズのあとは「ディクテーション」があります。
基本的な英語なのに、日常会話・話し言葉で使われそうな表現が多く、ディクテーションを真剣にやると、いつのまにか耳が英語を覚えます。
しかもゲーム感覚なのでつらくない。
「会話スピード」を、ネイティブの日常会話のスピードにする
聞き取りの最中、会話スピードを「速い/普通/遅い」の3つから選べます。
「速い」にすると、ドラマや映画と同じようなネイティブのスピードになるので、かなり鍛えられます。
スピードが速すぎて聞き取れなかったり、理解が追いつかなければ、スピードを落として確認できる。
この機能、めちゃめちゃ便利です。
映画やドラマの聞き取りに効果を出すポイント
はじめにレベルチェックテストを受けると、レベル1〜7のうち、適したレベルのレッスンをおすすめされます。
レベル1〜5は日常英会話、レベル6〜7はビジネス英会話のレッスンがメインですが、ドラマや映画が聞き取れないと考えている人は「レベル1〜5」の日常英会話レッスンを選ぶのがポイントです。
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今紹介した方法でやりこむと、英語のドラマや映画が聞き取れないと悩んでいる人は、1週間でもだいぶ変化が感じられると思います。
基本的に月額1980円の有料サービスですが、今なら1週間の無料体験キャンペーン中。(無料期間中に解約してもOK)
無料期間だけでも使い倒してみると、映画やドラマの英語が聞き取れるようになるためのヒントは掴めるはず。
映画やドラマが聞き取れないと悩んでいる人は、ぜひ試してみてくださいね 🙂