英語学習において、かかせないのがリーディング。
でもリーディングの練習をしなくてはと思いつつ、楽しく最短で、効果のある練習方法がないか探していませんか?そうでないと続きませんよね。
そこで今回は
という人に向けて、リーディングのレベルをアップさせるために、私がおすすめする練習方法を2つご紹介します。
目次
リーディング練習の前に知っておくべき大切なこと
リーディング練習には「精読」といわれるものと「多読」といわれるものがあります。よく聞く言葉かもしれません。
練習の順番としては「精読」→「多読」がよいです。
ですがそもそも、文法があやふやなままに練習をスタートするのはおすすめしません。
少なくとも中学レベルの文法であいまいな部分がある、という自覚がある人は、リーディング練習に入る前に、文法をひと通りおさらいすることをおすすめします。
私の実体験なのですが、文法でわからないところが多かったときは、いくらリーディングの練習をしても、以下のいずれかの状態をさまよっていました。
リーディングにすごく時間がかかり、挫折する。
読めた気になっているが、解答を見ると違う。結局嫌になって挫折する。
わからない文章の意味や構造を毎回調べているうちに、全然進まずに挫折する。
文法に自信がないひとは、まずはこちらでおさらいを!Amazon評価が高く、ベストセラーになっている良書です。1,836円。
リーディング練習① スラッシュリーディング
文法のおさらいが済んだら、リーディングの練習(精読)に入ります。
ここでまっさきに習得すべきは「返り読みをせず、頭から理解していくリーディング」。
これができないと、いつまでもリーディングは上達しないと言っても過言ではありません。
過去の記事でも書きましたが、以下の英文をリーディングしてみてください。
Many people in the United States suffered emotional or mental problems after the terrorist attacks on September 11, 2001.
どのような思考回路で意味を理解しましたか?
以下のような思考回路になっていないでしょうか。
Many people in the United States(アメリカの多くの人々)を読んだ後に、
目線がウロウロして、on September 11, 2001(2001年9月11日)を発見し、
その後にafter the terrorist attacks(テロ攻撃の後)と理解し、
最後にsuffered emotional or mental problems(感情、または精神的な問題で苦しんだ)で〆る。
↑このようになってしまっている人は、「スラッシュリーディング」の方法を取り入れて練習してみてください。
聞いたことがある人も多いかもしれませんが、以下のように、英文の意味を頭から順番に理解していくリーディング練習です。
なお、ネイティブの人はもちろん、TOEIC高得点者はもれなく全員、この流れで英語を理解しています。
Many people in the United States suffered アメリカの多くの人が苦しみました/
emotional or mental problems 感情、または精神的な問題で/
after the terrorist attacks テロ攻撃の後/
on September 11, 2001. 2001年9月11日の。/
スラッシュリーディング練習教材のおすすめはコレ!
練習教材としては、英語学習者の中では有名ですが「スーパーエルマー」をあげておきます。私も試しましたが、まさしくスラッシュリーディング練習のためにあるような教材です。
CDによるリスニング教材なのですが、スラッシュリーディングの思考回路が身につきます。(以下の記事でも書いています)
スーパーエルマーは10日間の無料試聴も可能なので、リーディング練習のきっかけとして試してみてください 🙂
リーディング練習② ぐいぐい読める小説で練習
返り読みをせずに頭からリーディングできるようになってきたら、「多読」、すなわちいろいろな英文をリーディングしまくる練習にシフトします。
これにおすすめなのは「英語の小説」、なかでもぐいぐい読めるような小説が最適です。
※ちなみに「ちょいエロ小説」を推薦図書としてあげている記事もありました。
別にちょいエロにこだわる必要はありませんが、要はぐいぐい読める内容の小説だと、意外にすらすら読めて自信がつくんです。
上記の記事にもありますが、
□ 知らない単語が気になる
□ 英文は「正しく」和訳したい
□ 辞書を引きながら英語を読むので時間がかかる
□ 単語の意味を余白に書き込んでしまう
□ 取り扱い説明書を隅から隅まで読むタイプだ
(引用:J-CASTニュース)
↑これに当てはまるような、英語に対する「まじめ度」が高い人ほど、小説にチャレンジすると世界が変わります。
私もそうだったので、自信をもって断言します!
リーディング練習用の小説選びのポイント
ちなみに、わからない英単語が全体の1割以下ぐらいのものを選ぶのが、リーディング練習のポイント。
そのぐらいが、わからない英単語があっても読み飛ばすか、もしくは推測してリーディングできる目安です。
それ以上わからない英単語があると、思考が途切れてしまって効率的な練習になりません。
日本語の文章でもそうですよね。わからない単語だらけの小説だと集中できないけれど、少しぐらいだったら推測しながら読んでいるはずです。
リーディング練習におすすめの小説は、先ほどの記事にもありましたが、シドニィ・シェルダン氏の小説。
中でもMaster of the Game(ゲームの達人)↓は、私も1年ぐらい前に買って読んでいました。
シドニィ・シェルダン、インターネットのどこかで「小説界の浦沢直樹」と書かれているのを見たことがあります。
ジェットコースター的な展開でぐいぐい読めて、リーディング練習には最適。そしてちょいエロ。
TOEIC700点台〜800点以上あれば、よい練習になると思います。おすすめ!
※シドニィ・シェルダンはまだハードルが高い…という人には、以下の記事も書いているので、よければ読んでみてください 🙂
いかがだったでしょうか。今回は、英語のリーディング練習におすすめの方法を紹介しました。
リーディングの練習は、始めたばかりのころは苦しくても、少しだけガマンしてみるとだんだん楽しくなってきます 🙂 そして1回波にのると、あとは意識しなくてもどんどん読めるようになります!
ぜひ参考にしてみてくださいね!