突然ですが、「調整する」を意味する英単語って何だと思いますか?
adjust, coordinateなどが思い浮かんだ人もいるかもしれません。
では、「予定を調整する」と言いたいときって、何と言ったらよいかわかりますか?
○○ the schedule、となるのですが。
なんという動詞が入るでしょうか?
…ここで混乱してしまった人は、ぜひ今すぐ、この記事を読んでみてください!
目次
コロケーションを知らないからこうなる
思いつきましたでしょうか?
正解はarrange the scheduleです。
英単語を単独で、日本語の意味に対応させて覚えていると、いざというときにまったく使えない、ということがわかると思います。
「adjust arrange 違い」などといったキーワードでググりがちな人や、
こういった英単語の知識は結構あるんだけど、いざ話してみよう!と思った時に
って思ってしまって、何も喋れなくなってしまう人(私です)には、「コロケーション辞典」という辞典で勉強することを激しくおすすめします!
そもそもコロケーションとは
そもそも、コロケーションとはいったい何でしょうか?
コロケーションとは「語と語の慣習的な結びつき」(引用:プログレッシブ英語コロケーション辞典)のことです。
日本語でも、「傘を開ける」とは言わず、「傘をさす」と言いますよね。
傘は「さす」もの。
将棋も「さす」もの。
辞典は「引く」もの。
英語でも同じようなことがあります。
「強い雨」はstrong rainではなくて”heavy rain”といいます。rainはheavyなもの。
「お風呂に入る」はenter a bathではなくてtake a bath。
「夢を見る」はsee a dreamではなくてhave a dream。
「辞典を引く」はpull a dictionaryではなくてuse a dictionary。
自然な言葉づかいは、英単語を日本語と1対1で対応させて覚えていても身につきません。
英単語の組み合わせ(=コロケーション)ごと覚える必要があるんです!
英語のコロケーションを知らないと起きる現象
先ほど、「adjust arrange 違い」でググったりしがち、という話をしました。
実際にググってみると、
「adjust=<価格などを>調整する」
「arrange=<仕事などを>調整する」
と、出てきました。ここで、これをそのまま受け取って
みたいな覚え方をする人がいますが(←これも過去の私です)、まったく使えない覚え方なので今すぐやめましょう!
いざ、英語を話そうとしたときに、
などと、思考回路の中で日本語が邪魔をして、話せなくなります。
そうではなくて、”adjust expenses”や、”arrange the meeting”といったコロケーションで覚えるのがおすすめです。
英語がなかなか上達しないと悩んでいる人は、こういったクセがないかどうかチェックしてみてくださいね!
おすすめの英語コロケーション辞典はコレ!
こういった悩みの解決に、私はこれまでのブログ記事で、英単語集「DUO3.0」をおすすめしてきました。
以下の記事でも書いていますが、まだ基本的な英単語にも不安がある、初級レベルの人には、まずDUO3.0で学習するのをおすすめします。コロケーション含め、基本的な英単語の使い方が覚えられる、良い英単語集です。
そして、DUO3.0の次に使う辞典として「プログレッシブ 英語コロケーション辞典」をおすすめします。
実際、私はDUO3.0の内容をひととおり覚えてしまって、次に何で学習するのがいいだろう?DUO3.0に似た参考書はないかな?と探していて、この「プログレッシブ 英語コロケーション辞典」にたどり着きました。
辞典といってもいかにも重厚感のある「辞典」という感じではなくて、表紙イラストも可愛いし、持ち運べるレベルの参考書といった感じです。
この辞典、Amazon評価が非常に高かったのも購入の決め手でしたが、実際に使ってみて、非常に使いやすく、満足しています 🙂
プログレッシブ 英語コロケーション辞典の中身はこんな感じ
「プログレッシブ英語コロケーション辞典」に収録されている英単語自体は、簡単なものばかりです。
たとえば、この辞典で”O”をひいてみると、
obey, object, objective, observe, obtain, obvious, occasion, occupy…
など。なんだか見たことのある英単語ばかりではないですか?
それなのに辞典を読んでみると、書いてあるのは知らなかったことばっかり!
しかも覚えやすい。
たとえばobjectiveという単語。
名詞だと「目標・目的」、形容詞だと「客観的な」という意味があります。これって、意味を覚えるときにすごく混乱しませんか?
この辞典だとthe main objective(主要目的)、achieve an objective(目標を達成する)みたいな、コロケーションがたくさん載っているんです。
だから、使いみちを想像しながら覚えられるんです。
(もう一度、この辞典です↓。)
いかがだったでしょうか。今回は英語のコロケーションを学習するおすすめの方法として「プログレッシブ 英語コロケーション辞典」をご紹介しました。
この辞典を見れば、コロケーションを軸にして、英単語の使い方が手にとるようにわかります 🙂
持っていない人は、ぜひお手元に1冊、この辞典を置いてみてくださいね!